7: ◆P1ZZk9vB9M[sage]
2021/08/14(土) 01:11:19.07 ID:ODfNhDTM0
魔法使い「くそっ・・・水や氷属性から、即死や浄化、儀式魔法まで試したってのに・・・」ゼェゼェ
格闘家「さっきの勇者の剣みたいに、まるで魔法も溶かされてるみたいな」
勇者「魔法使い、後ろで休んでな。お前の魔法は威力が頭おかしいレベルな分、消費も激しいんだからな」
8: ◆P1ZZk9vB9M[sage]
2021/08/14(土) 01:12:19.95 ID:ODfNhDTM0
賢者「なっ!?」
勇者「伝説の剣を溶かすようなスライムの身体・・・無理やり突破するのはさすがに無理だろうぜ」
賢者「そ、そんな・・・私の判断ミスです。魔法使いさんを消耗させた上に退路まで・・・」
9: ◆P1ZZk9vB9M[sage]
2021/08/14(土) 01:12:55.97 ID:ODfNhDTM0
勇者「おい二人とも、さっきから何の話を・・・」
賢者「私の固有の魔法『銀河書庫』で、銀河のどこかにあるとされるアカシックレコードに接続してあらゆる情報を瞬時に得ることができます」
格闘家「ええっ!? す、すごいじゃない賢者ちゃん! でも・・・」
10: ◆P1ZZk9vB9M[sage]
2021/08/14(土) 01:13:46.43 ID:ODfNhDTM0
賢者「いいえ・・・ですが、私は勇者さんや格闘家さんには死んでほしくありません」
格闘家「賢者ちゃん・・・」
魔法使い「でも、そんな魔法がノーリスクで使えるわけがない」
11: ◆P1ZZk9vB9M[sage]
2021/08/14(土) 01:15:17.38 ID:ODfNhDTM0
魔法使い「賢者ちゃん!?」
賢者「だ、だいじょうぶ、です、それより」
賢者「あのモンスターのなまえが、わかりました、あれは『ふくいがいぜんぶとかすスライム』です」
12: ◆P1ZZk9vB9M[sage]
2021/08/14(土) 01:16:22.39 ID:ODfNhDTM0
勇者「ああ、そのことなら狙ってみたいところがある」
格闘家「えっ?」
勇者「こっちの方向、高さ1mくらいのところ・・・スライムの身体の中に、何か見えねえ?」
13: ◆P1ZZk9vB9M[sage]
2021/08/14(土) 01:17:33.07 ID:ODfNhDTM0
格闘家「ありがと。それじゃあ・・・はあっ!!」ヒュボッ
ガオォン!!
勇者「うおぉっ!?」
14: ◆P1ZZk9vB9M[sage]
2021/08/14(土) 01:18:36.57 ID:ODfNhDTM0
勇者「格闘家、ちょっと待ってろ」ゴソゴソ
勇者「鎧の下に着てた道着だ。これなら間違いなく服だろうし、あのスライムにも触れるだろ」
格闘家「ありがと。それじゃ拳に巻いて・・・『雷装天鎧』!!」バチィッ
15: ◆P1ZZk9vB9M[sage]
2021/08/14(土) 01:19:30.00 ID:ODfNhDTM0
魔法使い(くっ、既に魔翌力をだいぶ使ってるのもあるけど、やっぱり僕程度の『高位治癒』じゃあ気休めにしかならない!)
魔法使い(そもそも腕の完全欠損の治療なんて賢者ちゃんでも専用の儀式が必要なのに!)
格闘家「勇者ぁ、いたい、いたいよぉ・・・」グスッ
16: ◆P1ZZk9vB9M[sage]
2021/08/14(土) 01:20:46.98 ID:ODfNhDTM0
勇者「魔法使い・・・お前、どんな切り札を持ってる?」
魔法使い「えっ?」
勇者「俺の切り札は斬撃を複製して、最大7本同時発生させる『幻想斬華』だ。空間を隔てて発生させるから相手の防御を無視できる」
17: ◆P1ZZk9vB9M[sage]
2021/08/14(土) 01:21:30.79 ID:ODfNhDTM0
ジュワッ
勇者&魔法使い「えっ?」
賢者「ぐうっ!!」
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