キョン「やっぱり佐々木は天才だよ」佐々木「キミには負けるよ、キョン」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2021/08/13(金) 00:26:02.26 ID:ibjZ0HLOO
「ふぅ……おや?」
「ふんだ。もうキョンなんて知らないよ」

ひとしきり愉悦をぶち撒けて哄笑を終えると、何故か佐々木がご機嫌斜めだった。

「佐々木、怒ってるのか?」
「僕だってたまには怒るさ」

いかにも怒ってますといった具合に膨らました柔らかな頬を指でつつくと、今度は反対側を膨らませる佐々木が可愛くて俺は囁いた。

「俺の尻毛の処理は任せたぞ」
「……うん。任せて。それは僕でも出来る」

伊達に親友をやってない。すぐに仲直りだ。

「やっぱり佐々木は天才だよ」
「キミには負けるよ、キョン」

真面目な顔をしてお互いに褒め合っていると、どちらともなく破顔して、俺はゲラゲラと、佐々木はくつくつと喉の奥を鳴らした。

そのままおでこをくっつけて、鼻先がぶつからないようにお互いに顔を傾けようとして、同じ方に傾けてしまって、また笑い合って。

「上手くいかないね」
「だけどな、佐々木」
「うん……そうだね」
「やれやれ、だな」
「やれやれ、だね」

俺たちは出来ないことは別に出来なくてもいいと、そう結論ならぬ『ケツ論』付けた。


【キョンと佐々木の結論】


FIN


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