【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2022/02/06(日) 23:33:51.88 ID:Ga/W2aP30
小巻「……冗談じゃないわよ。笑い話にもならないのよ」
小糸「今出すよ! それに怪我を……!」
小糸が駆け寄ろうとする。すると暁美は、すでに死んでるみたいな青白い顔色でそれを止める。
ほむら「私のことはほっといて」
小巻「この期に及んで! そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」
ほむら「見て。そんな暇ない」
それは焦ったような声色だった。再び上を見上げる。いや、周囲の様子からしても異変があった。
暁美が見たものは――今まで見てきたものとは比べ物にならない速度でワルプルギスの夜が駆け抜けていくところだった。
一帯に吹く風が強さを増し、離れているにも関わらず、思わず身構えるほどの余波に吹き付けられた。
ただの余波でこの威力。ワルプルギスが通った後の地上は一瞬で破壊しつくされ、数え切れない数の使い魔が生まれていった。
小巻「嘘でしょ? まだあんな力を!」
杏子「いや、そうじゃねえ」
今までが手加減しすぎてた。怒らせて、遊ぶことをやめた。『少しだけ』本気を出した。
そういうことだって、言いたいんだろう。
ほむら「私はもう魔法が使えない。あなたたちだってそんなに残りはないんでしょう?」
小巻「魔法が、使えない?」
単純に魔力が足りないのか、それ以外に意味があるのか。
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