【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
↓
1-
覧
板
20
805
:
◆xjSC8AOvWI
[saga]
2022/01/12(水) 21:26:05.42 ID:8yjF9Cq90
『休む』と言ったとおり、マミはこの日はもうどこにも寄らないことに決めて早々に帰路についていた。
そして、自宅のあるマンションも見えたところで、その足を止める。
マミ「……!」
いつもの帰路の片隅に、二つの姿を見つけてしまった。
一見したらたむろする不良のように態度悪そうに片手をポケットに入れて気まぐれにその中身を食い漁る杏子と、その傍に寄り添うゆまの姿。
杏子「よう。……久しぶりだな」
二人だけで会うのはどのくらいぶりだろう。単なる挨拶だがどこかぎこちない空気を感じていた。
杏子はまだ目線を合わせようともしていない。
マミ「どうしてここに……。こっちに来るなら、集まりのほうに顔を出せばよかったのに。呼ばれてたのは知ってたでしょう?」
杏子「それより前に、なんか変なコト言ったろ。キュゥべえづてに」
杏子「ホントはもうこねーって決めてたんだよ。アンタたちが何してようがどうでもいいし」
杏子は『なのに』というように続ける。
杏子「……あれはなんなんだよ。あんなこと。今更」
ゆまが前に出て、その小さい身体で精一杯に呼びかけた。
ゆま「キョーコずっと迷ってたんだよ! きになるなら会いにいこうよってゆまがゆったの!」
ゆま「ここにきてからもどうしようかってうろうろしててね、ちょうどマミがきたところなの」
ゆま「だって、マミはキョーコと『なかなおり』したいんでしょ?」
マミ「あれは……」
あれはそういうつもりじゃなかった。
むしろ、その先のことなんて考えてない。言うだけ言って、最後の『別れ』を告げるつもりの言葉だった。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
936Res/628.86 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1628421143/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice