【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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784: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/12/08(水) 23:34:04.73 ID:+Z1r8W210
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昼休み



 後でって言ってた話。

 一度しか人に話したことのないすべての顛末を聞かせて、その反応を待つ。

 この場にはまどかだけ。興味を持ったのもまどかだけだった。



キリカ「……でも、なんで今更こんなことに興味持ったの? もう関係ない話でしょ」

まどか「キリカさんの願い、わたしの考えてたことと同じだと思って」

キリカ「同じ?」

まどか「あのときはほむらちゃんを助けることが最優先だったけど、『その先』で叶えたかったことが」

まどか「魔法少女になったら……街のために戦える。ほむらちゃんや他の人を助けることができる。それって今のわたしにはできないし、すごく誇らしいことじゃないですか」

まどか「そしたら、どんくさくて平凡でぱっとしない自分も、自信が持てるように変われるんじゃないかと思って」

キリカ「……そんな風に私は思えないよ」

まどか「結局わたしにはできないけど、キリカさんはもっと誇らしく思ってください。わたしから見たらすごい人なんだから!」


 そのあまりにも純粋な視線に、思わずたじろぐ。


キリカ「きっと今のままでもできないってことはないよ。魔女と戦えなくてもできることはあるさ」

キリカ「探して自分を好きになろうよ。あんなヤツに頼る必要ないって!」


 過去の自分ができなかった――しなかったことを託してみる。

 今の私からは自分でも驚くくらい前向きな言葉が出てきた。


まどか「そうですね。むずかしいけど、がんばってみます!」



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