【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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750: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/12/02(木) 00:00:04.00 ID:D2o4LAJ70


小巻「マミ、今暁美のとこにいるんでしょ!? アンタが何をしてるかわかってるから!」

マミ『浅古さん……!? どうしてあなたが』

小巻「織莉子を倒したの」


 電話越しに短く息をのんだのが伝わってきた。


小巻「殺したのよ。あたしが」


 あたしのやったことについて、自分にも誰にもごまかすことはしない。

 アイツは魔女とは違う。


小巻「だからアンタも今すぐ学校にきなさい! 暁美も解放してやって」

マミ『そんなこと、今更……! きっとただで許してはくれないわ』

小巻「今更も何も、アンタとアイツの考えてた計画はもう潰えたのよ。あたしは殺しはしない」

小巻「そしたらこれから守ってくれる暁美がいないと困るのはあたしたちでしょ? そうする以外の選択肢があるっていうの?」

マミ『そうじゃなくて、私のことよ』


 電話の向こうから戦いの音は聞こえない。

 もう戦いは終わっているんだろう。


 何を迷ってるんだと思ったらそんなこと。そりゃ暁美が許すかどうかは知らないけど。


小巻「暁美がどうするかは知らないわ。でも、アンタはまだ戻れるわよ。きっと」

小巻「今は疲れてるだろうけど、生きてる限りはいつかは回復するんだから」


 マミをなんとか元気づけるために言葉を選ぶ。

 言おうかどうか迷ったけど、これも言うことにした。マミの中じゃその存在も大きいみたいだから。


小巻「名前を出すのは癪だけど、佐倉が誇れるマミ先輩でいるべきなのよ。アンタは」


 マミからの返事はまだなかったけど、こっちはこっちでやることがある。

 校舎には入った。織莉子のやり方を否定したんだから、アイツとは違うやり方で、今は暁美の代わりにあたしが守りきってみせる。


小巻「こっちも時間ないんだからこれで切るわよ? 言いたいことは全部言ったからね!」

マミ『……ええ。わかったわ』


 やっと返事が聞けたことに安心して通話を切った。

 教室が見えてくる。


小巻(今はキリカが来てくれてるはず……! 間に合ってるわよね?)



 踏み込む前に、まずは外から目で探す。しかしそこには、探していた姿はなかった。



――――――


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