【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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510: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/09/25(土) 23:34:30.76 ID:BYuvvzXY0


マミ「美国……さん」

織莉子「あら、ごきげんよう」


 その場に現れたマミを、織莉子は物腰柔らかく迎え入れた。

 しかし、そんな上品な挨拶も優雅とは思えないほどにその背景は生々しい。足元に散らばった破片も相まって、マミは何かを確信する。


マミ「やっぱり、美国さんは知っていたのね」

織莉子「少し後始末をしようと思って。……『万が一』のことがあっては困るものね」

マミ「じゃあ、優木さんの言ってたことは…………」

織莉子「本当よ」

マミ「……そうだったのね」


 マミは衝撃を受けたものの、そう静かに答えていた。

 心の中で処理できないことが多すぎて、怒ることにも悲しむことにももう疲れてしまっていた。


マミ「じゃあ、美国さんは私に何を伝えたかったの?」

マミ「優木さんに『ソウルジェムが魂で、そこから魔女が生まれるのをこの目で見た』という偽の記憶を植え付けさせる……なんて遠回しな方法を取ってまで」

織莉子「そこまでわかっているのね。それなら話が早いわ」

マミ「……やっぱり何かあるのね?」

織莉子「私の目的について、聞いてほしいの。ソウルジェムの真実はそれを理解するために必要だった」

織莉子「当然、グリーフシードなんかじゃないわよ。真実を知った貴女にはその重要性もわかるでしょうけど、それは手段であって目的ではない」

織莉子「マミさん、私の力になるって言ってくれたわよね」



 織莉子が精神的に追い詰められていた時のこと。

 織莉子がマミを『協力者にしたい』と思い始めたのはその時からだった。



織莉子「今度こそ……―――― 貴女とはきっと、今以上にいい関係になれると思うの」




―24日目終了―



小巻 魔力[100/100]  状態:正常
GS:0個

◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv3]


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