【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
1- 20
499: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/09/25(土) 19:01:40.29 ID:BYuvvzXY0
――――――
――――――



 その頃、優木沙々は冷や汗を浮かべていた。



沙々(…………――どうしてこうなった)



 自身の操る魔女の結界の中で。



沙々(織莉子が味方についてから状況はよくなった! 何が目的かは知らないけど、アイツの力は役に立ったし望んだことは全部うまくいった!)

沙々(あのブルジョアみてーな屋敷も隠れ家としては気に入ってた。……用済みになったら適当に奪っちまおうかなって思ってたくらいには)


 ただし、その時はこないだろうとも思っていた。

 魔法少女の味方なんて考えたこともなかったけど、織莉子はそのくらい、沙々にとっては都合が良かった。

 この先立ちはだかるものがなくなろうとも、傍に置いといて損はない存在――くらいには信頼してた。洗脳魔法があるから、というのも理由にはあるのだが。


沙々(そうだ。風見野にはもう『敵』はいなかったはずだったんだ)


 嫌われることはどうでもいい。

 『憎まれっ子世にはばかる』なんて言葉もあるくらいだ。誰に嫌われようと憎まれようとやりたいようにやったもん勝ちなんだ。

 どうせ手出しできないんだから――。


沙々(なのに、なぜ……)



 結界の最奥にある扉が強引に破られる音が響く。



杏子「観念しろっ、テメー! 逃げ続けられると思うなよ!」

ゆま「おいつめたよ!」


 自分と同類だと思っていた風見野の魔法少女。そして、手出し出来ないはずの。


キリカ「ついに会えたね?」

小糸「この人が優木沙々……!」



沙々(なぜ、こうなった――――!!)



――――――


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
936Res/628.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice