【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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388: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/09/13(月) 00:39:53.95 ID:AwPAl5K/0



 マミに案内されたのは土手の通りからは死角になる場所だった。



マミ「懐かしいわね。ここでよく一人で新しい必殺技を考えたのよ」

小巻「そ、そう…… 必殺技はつくんないけどさ」


 そこまで熱心なのはすごいけど、マミの感性はこういうとこはやっぱ理解できない。

 もしあたしにも提案してこようものなら全力で拒否させてもらおうと思う。


小巻「あたしも素振りくらいならやってみようかなって」

マミ「浅古さんはもう魔女を倒すには十分な腕力があるのに?」

小巻「まあ、そのくらいですぐどうにかなるとは思ってないけど。アドバイスとかしてくれるなら参考にはするわ」


 こんなとこで変身なんかしたくないし、振るうのはソウルジェムから直接出した武器だ。

 いつもより重く感じるが、このくらいのほうが鍛えられる気がする。


 マミはあたしの横でどこか懐かしむような目で見ていた。


マミ「私、前に弟子がいたことがあるのよ。その時にもここで二人で訓練してたわ」

小巻「……それって、もしかしてこの前の?」


 風見野の魔法少女と組んでたって聞いたときは『なんでそんなヤツとなんか』としか思わなかった。

 殊勝にも誰かに弟子入りとかしてたのか。その時の関係性は本当に悪くなかったらしい。


マミ「浅古さんはそれとは違うけど、その時のことを少し思い出したの」


 あたしは弟子入りまではしない。マミの実力は認めるけど、仲は対等だ。

 ただ、『仲間』として。


小巻「……まあ、たまには身体動かしに来るかもしれないから、その時は付き合ってよ」




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