【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
1- 20
353: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/09/08(水) 22:43:17.58 ID:79Nrd5ij0


小巻「とりあえずは見滝原を守ることに徹したほうがいいわね。こっちが手空きになりすぎても思う壺って感じがするし……」


 守りの体勢しかとれないのはじれったい。あたしは一度会ってるのに。

 暁美もどうせ協力してくんないし。……後で現状は伝えるだけは伝えておくか。


小巻「それと、あたしからもソイツに伝言してやることがあるわよ! キュゥべえ、悪いんだけど伝えて!」


小巻「アンタとマミの間になにがあったかなんて知らないけど、いちいちこっちに指図するな!」

小巻「チンピラまがいのことしか考えない、出来ないくせに、マミにはケンカを売れない臆病者は口をつぐんでひっこんでなさい――――!」




――――――
――――――



 ――――……それから、遠く離れたどこか、“風見野の魔法少女”は言葉を伝えに来た白い獣とともにいた。

 その顔に浮かべるのは不機嫌を表す怒りの表情ではなく、勝ち気な笑みだった。



「……はっ、いいじゃん。新入りのクセに言ってくれるじゃないか」

QB「小巻は新入りってほどでもないよ」

「“小巻”? それ言った『お仲間』の名前、小巻っての? ははっ、それウケるんだけど?」


 キュゥべえは、何がツボに入ったのかまったく理解できないという様子で見上げている。


「変わんねえよ。あたしに比べりゃあいつの戦いぶりなんかド素人だ」

QB「まあ、キミと比べたら大半の魔法少女はそうだろうね」


 そこは見滝原でも風見野でもないどこかの街。


「喧嘩売れないだって? あたしはマミに勝ってこっちに来たんだよ。わざわざ言うなら売ってやろうじゃねえの」

「そしたら見滝原の縄張りもこっちのモン……――!」


 彼女は機嫌よさそうに話していたが、そこで不自然に言葉を切る。


QB「この近くに魔女がいるようだね」

「言われなくたってそのくらいわかる。あたしを誰だと思ってんの?」



 そこで狩りを行うのはルールに反する。しかし、先程の伝言の内容もあっていつもに増して攻撃的な考えになっていた。

 ……それに、彼女からしたらもう一つ、感づいていたことがあった。


QB「佐倉杏子、だろう?」

杏子「……別に名前を言えって意味じゃないよ。アンタと話しててもイマイチ盛り上がんないわ。つまんないやつ」



――――――


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
936Res/628.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice