【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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248: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/08/30(月) 23:09:59.86 ID:ideLCC690

小巻「とにっかく! アンタの事を嫌ってる私がわざわざ気を使ってあげたんだから、この機会をちゃんと活かしなさいよ!」

小巻「さっきも言ったけど紅茶のことで色々盛り上がると思うからちゃんと準備はしなさい!」

小巻「お膳立てした私の顔に泥を塗るような事をしたら承知しないからね!」

織莉子「ええ、おもてなしの用意くらいはしておくわね」


 まくしたてると、美国はちょっと気圧された様子でそう言った。

 こっちから喋りすぎたか。こいつを見てるとついあれこれ言いたくなってしまう。いっつもやられたい放題で隙だらけなのが悪い。


小巻「……で、あんたの方から何か言う事はないの? ないなら帰るから」

織莉子「気を使ってくれたのはありがとうね? でも、私ってそこまで心配されるような顔色してるのかしら……?」

小巻「自覚ないの!? あーっ、もうこれだから!」


 まったく、本人は隙だらけって自覚すらないのだから救いようがない。

 帰り際にちょっと、近況のこととメールで聞いたことを聞いてみることにした。


小巻「そうだ。そっちはあれから何かあった?」

織莉子「いつもどおりよ」

小巻「そう? この前何日か休んだんでしょ? 何かあったの? 体調でも崩したわけ?」

織莉子「……そうね。そんなところよ」


 嘘かホントかはわからない。

 けど、待っててもこれ以上言わないようだからこっちも言葉を続ける。心身に悪そうなのは変わりないんだから。


小巻「あんな学校に行き続けるから辛気臭さが身体にも影響するのよ!」

織莉子「とはいっても、ずっと家にいたいわけでもないもの」

小巻「……何度も言ってるけどね、アンタもあんな学校辞めちゃえばいいのよ」

小巻「もう通ってても意味ないんでしょ? あたしには合ってなかったし、アンタにも合ってなかったのよ。きっと」

小巻「別にアンタの心配をしてるわけじゃないから! それだけであたしのイライラの原因が1つ減るからよ! いいわね!?」

織莉子「……」


 言い訳も聞かないうちに、あたしは美国の家をあとにした。

 今はまだ心が動かなくても、友達ができればちょっとは心が変わることだってあるかもしれない。


――――――


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