【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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225: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/08/28(土) 22:11:55.46 ID:EMwjbPOJ0


小巻「相変わらず堅い返事ね。向こうの態度も態度だけど」

マミ「何か起きてしまったら手遅れだもの。守らないといけない人もいる立場だから、常に疑いは持っていないといけないの」

マミ「特に暁美さんについてはわからないことだらけなんだもの。それを話す気もないのなら、すぐには信じられるはずもないわ」

小巻「わかんないでもないけど…… なんか疲れそうに思えるわよ。縄張りに人増えたときって、毎回こんなことやってたの?」

マミ「私はもう慣れてるから大丈夫よ。でも、そうね。疑うべきか信じるべきかを見極めるのは難しいことよね」


 マミの表情は、前にキリカのことで話した時に似た苦笑だった。

 多分、実際に裏切られたことでもあるんだろう。だから簡単には信じられない。そう言っているように聞こえた。


 廊下の途中でマミと別れて、自分のクラスへと戻っていった。


キリカ「おかえりー」


 教室では、あたしたちよりも先に購買から戻ってたキリカがお菓子をつまんでいた。

 こっちはこっちで相変わらずだ。

 勧められるまま一口サイズのチョコレート菓子をひとつ受け取る。……少し安っぽい甘い味がした。


キリカ「どうだったの?」

小巻「ある意味思ったとおりだったかも。ろくに秘密は話してくれないし。でもまあ、そんなに危険なやつでもなさそうよ」

キリカ「へえ」


 聞いておきながらやっぱり興味がなさそうな。害がなさそうとわかったらそれで十分って反応だった。


キリカ「こういうお菓子も食べるんだね!」

小巻「たまにはね。でも、あんまりこうやってもらったりあげたりすることはなかったかもね」



 授業がはじまるまでの少しの間、一緒にお菓子をつまみつつ、周りのクラスメイトとも世間話をして過ごした。





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