【ウマ娘】小さなトレーナーと白い奇跡【みどりのマキバオー 】
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55: ◆Nsqe9nXw7g
2021/08/08(日) 00:19:13.14 ID:OS/CCdyu0
 トレセン学園内にある本物のレース場を模した練習コース。そこにあるビュースタンドは既に20万人を超える観客で埋め尽くされていた。
 
 全国の競馬関係者、ファン、そして入学式を終えた新入生を含めた学園の在校生一同。

 非正規のレースであり、あくまで非公式のもの。しかしながらその価値は三冠達成の瞬間を目撃する以上の価値がある≠ニ触れ込みが各社の競馬新聞により報じられた。

 現生徒会長のシンボリルドルフの働きかけもあり、今回の模擬レースを本番さながらのレース同様に観客を動員して大々的に行なう運びとなったのだ。

 始めは二人だけで誰にも知られず行われるはずだった。それがここまで大きな催し物となるまでに至ったのは、一人のウマ娘の暗躍があったからである。

「まぁ、暗躍もクソも、あたしがチクッたからなんだけどな」

 ルービックキューブを片手に得意げな表情を浮かべたままゴールドシップは胸を張ってチームメンバーの前でそう告げた。

「まったく、ちょっとは反省しなさいよね。あの後、トレーナーもメジロ家の人たちもてんやわんやだったんだから」

「結果的にマックイーンの練習に手を貸しちまった俺たちも言える義理は無いけどな。つーか、なんで泥だらけなんだよ?」

「ヤボなことは聞くなウオッカ。そんなことよりほら、始まるぞ」


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