私「茹でられた天使たち」
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44:名無しNIPPER[saga]
2021/08/07(土) 19:47:14.93 ID:IVNRNWtJ0

──学校──

私(雨風が窓を叩いている)

私(こんな天気だと言うのに、天使たちは相変わらずふよふよと空中を漂っていた)

私(天使とは何か。彼ら曰く、人間を癒すための存在らしい)

私(よくわからない。でもそれ以上深く考えようとすると、例の音が聞こえる。鈴を転がすような声が、低く響くバスが)

 天使『全部私に任せてください』

 原初『君はもう何もしなくていい』

私(次に心地の良い睡魔が襲ってくる。いつものパターンだ。すでに身体が覚えてしまっている)

私(予感がする。このまま眠気に流されて寝てしまうのがきっと、私にとって一番の幸せなのだろうと──)

私(突如、そんなまどろみを遮るかのように、機械音が教室に響き渡った)


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