48: ◆3m7fPOKMbo[sage saga]
2021/09/13(月) 21:18:09.13 ID:v4/Avj0R0
ミア(呆然と膝を折るボクの前で、ボクをそのままコピーしたベイビーちゃんは最後の曲を終えた直後)
\デデーン/
あなた「ランジュさん、アウト―」
ミア(とマイクに向けてそんなアナウンスをした直後、ステージの真ん中にいたランジュの頭にタライが直撃した。一瞬で爆笑に包まれる観客と愛と果林、栞子ですら笑いを堪えた直後)
しずく「笑ったので、全員アウトですね」
\デデーン/
あなた「全員、アウトー」
ミア(などとしずくが発言した直後、愛と果林と栞子の頭上にスライムバケツが降ってきた)
ミア「ベイビーちゃん…キミは……」
ミア(なんて声をかければいいんだろう。それでも彼女は笑っている。ステージ上で怒り狂うランジュにもスライムバケツの再攻撃だ。そこへ)
しずく「やっぱり、先輩の方が安心できますね」
あなた「やあ、おかえりしずくちゃん。ダンスが上手になったねぇ」
しずく「ありがとうございます」
あなた「それでこそあなたの理想のヒロイン、さ。さ、それじゃ行こうかしずくちゃん。璃奈ちゃんと、皆が首を長くして待ってる」
あなた「エスコートするよ」
ミア(恭しくしずくの手を取る、ベイビーちゃん。その小さな手も、その指も)
ミア(ボク以上の、もの。ボクは…)
ミア(越えたいのか? ううん、違う)
ミア(この人に、認めて欲しいんだ。すごいって思ってほしい)
ミア「………また、会おうよ、ベイビーちゃん」
ミア(その返事はないのは知っている。だけど、もしも会う機会が与えられれば、その時は)
『カエルと白鳥』
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