あなた「血果て、羽根尽きるまで」
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27: ◆3m7fPOKMbo[sage saga]
2021/07/31(土) 10:30:03.75 ID:dufJE7X/0
果林「バイクだとあっという間ね。もう虹ヶ咲に帰ってこれたわ」よいしょよいしょ

愛「おおー、おかえりー。部長は?」

果林「栞子にまた追い回されてたわよ。だからまたバイクで逃げてったわ」

かすみ「しお子、バイクを追いかけるのがもはや定番だ…」

せつ菜「まあ、それはさておき割る棒…棒…?」キョロキョロ

かすみ「無さそうですね」

愛「ソフトボール部からバット借りる?」

果林「果汁でべたべたになりそうだからやめた方がいいかも」

せつ菜「では棒でも探しに行きますか」

かすみ「ついでに先輩も迎えに行きましょう」

果林「スクールアイドルフェスティバルも、もうすぐね」

愛「そうだねぇ」

かすみ「……しっかり、いいステージをやりましょう。だいじょうぶ、私達ならできます」

せつ菜「もちろんですよ!」

愛「お、部長いた…」

あなた「くそう、妖怪廃部姫め…ひどい目にあったぞ」

果林「あら、どうしたの?」

あなた「理事長のベンツの前に出る羽目になっちゃったよ」

かすみ「大丈夫だったんですか?」

あなた「大丈夫もクソもなくてね、栞子ちゃんが理事長のベンツの後部座席に乗ってそのまま追跡してきたんだよ。理事長もノリノリで拡声器まで使ってきて…ジャック・ベイカーと殴り合いしている気分だった」

せつ菜「そんなに運転荒いんですか?」

あなた「たぶん、今回だけだと信じたいさ…理事長は今度からファミパンおばさんと呼ぶ事にする」

かすみ「フレーズだけ聞くといやらしい言葉に聞こえますよ…」

せつ菜「でも実際はファミリーパンチの略ですし」

理事長(拡声器)『あなたは既に包囲されているわ、大人しく出てきなさい。ほら、故郷のお母さんも君を思って泣いているのよ』

あなた「まだやってるぞ…もうこっちに逃げてるっての」

理事長(拡声器)『そんな歳で白髪になってる程苦労しているんでしょう? わかってるわ、けど非行に走っても決して満たされることはないのよ』

あなた「染めてんだけど!!!?」

かすみ「え、地毛じゃなかったんですか?!」

果林「ちょっと意外ね」

かすみ「すごく自然に白いですもんね」


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