あなた「血果て、羽根尽きるまで」
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19: ◆3m7fPOKMbo[sage saga]
2021/07/31(土) 00:41:19.53 ID:dufJE7X/0
果林「あら、そこにいるのって部長じゃない?」

エマ「本当だね。なにかに並んでるよ?」

果林「ファッションの店ね、今日何かの発売日だったかしら…?」

果林「読者モデルとして知らないのはまずいわね、ちょっと見てみましょう」スタスタ

記者「すみません、そこのサングラスの子、ちょっと取材いいですかー?」

あなた「んー? なんの取材? テレビ、ラジオ?」

記者「あ、ネットラジオの取材です。首都短波放送チャンネルの『深夜のテンションと賢者タイム』って…」

あなた「ああー。聞いてます聞いてます。水曜日の全力で突っ走るミュージック天国のコーナーとか好き」

記者「え、こんなに小さいリスナーさんいるの? 午前0時からのライブ放送だけどお母さん大丈夫?」

あなた「面白いからいいじゃん」

記者「それで、金曜日の名前のないファッションショーってコーナーで……」

あなた「あ、だから発売日に取材に来たんだ。あれ聞いて買いに来たからさ」

果林「…ずいぶんマニアックな番組というかなんというか…」

エマ「果林ちゃんが知らないのも無理はないね」

記者「はい。当番組の働きかけで、ジンバブエ発、アフリカのブランドなのにアロハ風シャツブランド、日本初上陸! こんなところにファンがいるとは、心境はどうですか?」

あなた「乗るしかない、このビッグウェーブに!」

記者「ありがとうございましたー」スタスタ

あなた「どうもー」

果林「どんなシャツなのよ、逆に気になるわ…こんにちは、部長」

エマ「こんにちは」

あなた「おお、果林さんにエマさん」

エマ「それにしても素敵な返事だったね。乗るしかない、このビッグウェーブにって」

果林「例のI Phoneおじさんのコメントじゃない…エマに変な日本語を覚えさせないで頂戴」

あなた「あはは、悪かったよ」

果林「ところで、さっきのブランドってどんなシャツなの?」

あなた「ああ、見てみる? ステージ衣装のベース用にいいかなって、皆の分も買うつもりで来たんだ」

果林・エマ「「え」」

果林(何を買う気だったのよこの子…)

あなた「ちょうど皆のイメージカラーもあったしね。ああ、見本が出てきた。あれとかせつ菜ちゃんカラーだよ」

エマ「……あれ、柄、何?」

あなた「ダイオウグソクムシだね。赤ベースにダークブルーのダイオウグソクムシが乱舞する柄。ラジオによると職人が一匹一匹ミシンで縫ってるってさ」


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