あなた「血果て、羽根尽きるまで」
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13: ◆3m7fPOKMbo[sage saga]
2021/07/31(土) 00:32:24.32 ID:dufJE7X/0
あなた「こうきて、こうで、こう」

かすみ「こうで、こうですか?」

あなた「そんな感じに。最初は飛ばさないで、テンポは少しずつ上げていく」

あなた「意外と難しいけれど、大丈夫さ。かすみちゃんなら出来る」

かすみ「もう、先輩ったら。褒めてもコッペパンぐらいしか出ませんよ?」

あなた「これで後十年戦える」

かすみ「張り切ります!」

歩夢「もう…かすみちゃんも無理はしないようにね。スクールアイドルフェスティバルも近いんだから」

かすみ「はーい!」

あなた「よし、流石かすみちゃんだ!」

かすみ「先輩が出来るって信じてくれて、先輩がかすみんを選んでくれました。それだけで、かすみんは思いっきり行けるんです」

かすみ「先輩がいてくれて良かったって、心の奥底から思えるんですよ」

あなた「そう言ってくれて」

あなた「私も嬉しいよ。かすみちゃん」

歩夢「……」

あなた「世界に放った輝きは、長く残さないと。その一瞬ですらも、誰かの人生という歴史に刻むものであればいい。スクールアイドルとは、そういうものさ」

かすみ「そうですね。世界で一番かわいいかすみんが、世界中の人たちのかすみんであって欲しいです!」

かすみ「その為に、先輩だって背中を押してくれますから!」

あなた「へへっ、その調子その調子!」

ガチャリ

せつ菜「あ、部長。ここにいましたか」

あなた「やぁ、せつ菜ちゃん? どうしたのさ?」

せつ菜「生徒会からまたボランティアの件で…」

あなた「うげ、またか。しょうがないな…」

歩夢「私も行くよ」

あなた「かすみちゃん、とりあえず音源は残しておくから、しばらく聞いて身体を慣らしておいて」

かすみ「はい、先輩」

スタスタ

かすみ「……先輩」

かすみ「先輩も覚えていてくださいね、世界にかすみんがいたことを」

かすみ「あなたが生きた世界の輝きの一つに、私がいて欲しい」

かすみ「その為なら、どこまでも。なんでも」

かすみ「それが今の…私の生きる意味なんですから」

『その星は永遠』


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