【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」スペ「2スレ目です!」【安価】
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◆FaqptSLluw
[sage saga]
2021/07/30(金) 23:31:00.20 ID:oJKSC1nf0
「やぁ、シンボリルドルフ」
「貴方は――マヤノトップガンの」
夕焼け空が赤々としている空の下、シンボリルドルフは組んでいた腕を解いてこちらを見た。
いつも見ても凛々しい顔だ。決意すら漂ってきそう。
「……ウマ娘たちのトレーニングを見ていたのか?」
「ええ、こうして彼女たちのトレーニングを眺めていると……勇気を貰えますから」
「へぇ、勇気ねぇ……」
「そう言う貴方は、何故ここに? 偶然というわけではないでしょう?」
へぇ、さすがにバレてるか。
「ああ、君に少し……なんだ、その。相談があって」
「……」
驚かせてしまった。
目をぱちくりと瞬かせるシンボリルドルフは、少しの間をおいて首を少し振る。
「驚いた?」
「……正直に言えば。年末以来一度もマヤノトップガンはこちらに来ませんでしたから」
てっきり良好に進行しているのかと、と漏らしたシンボリルドルフに、俺はある確信を抱いた。
マヤノがいつの間にか成長していた真相に対する確信。
「――君が一枚噛んでいたのか」
「……ええ、僭越ながら私がマヤノトップガンに手ほどきをさせていただいております。ご迷惑でしたか?」
「いや、いや――迷惑なんてとんでもない。わざわざありがとう」
「こちらから提案したことですので」
「そうなのか……。にしても、いいのか? シンボリルドルフだってそこまで時間があるわけじゃないだろ?」
生徒会長とは、生半可な仕事ではない。正直、俺たちトレーナーよりも仕事があると考えてる。
だが、シンボリルドルフはそんな俺の心配に対して微笑で返した。
「マヤノトップガンは、思った以上に凄い子ですよ」
「知ってる。――君がそう言うなら、より確信できるよ」
「ええ、あの子は本当にスポンジのように吸収していく。貴方の教えも、私の教えも」
「ふむ」
「だから、教えてるとこちらも……彼女の何というか、天才的な理解力に触れることがあるんです。気付かされることもありますよ。だから、いちウマ娘として――彼女とのトレーニングの時間をとても楽しみとしています」
「まだ成長するつもりなんだな」
俺が聞くと、シンボリルドルフは小さく笑い、当然です、と答えた。
「弛まぬ努力は、何れ岩をも穿つでしょう。ウマ娘たちの夢を背負うものとして――負けてはいられませんから」
「さすがだな、皇帝は」
「ありがとうございます、これからも――皇帝の名に恥じぬように研鑽していきます」
「……それも含めて、さすがだな」
「……して、相談とは?」
シンボリルドルフが一つ咳払いして、脱線しかけた話題を元に戻す。
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