41:名無しNIPPER[saga]
2021/07/26(月) 02:59:52.74 ID:YrKa4Lcx0
ディアナ「単刀というには少々形が歪な気がしますが…」
桂馬「重要な事なんだ。真面目に答えてくれ」
桂馬「今回はそこらの駆け魂だの悪魔だのそんな可愛い奴が相手じゃない気がしてきてな」
ディアナ「はぁ…」
ディアナ「…結論から言うとその質問にはお答えしかねますね」
ディアナ「私達ユピテルの姉妹は神の中でも選りすぐりの女神の一族でしたから…」
ディアナ「まず我々よりも強力な悪魔や人間は少なくとも私達の力が健在だった頃にはほとんど居ませんでした」
ディアナ「かといって私達レベルの魔力の持ち主でも世界をどうこうできるかと言われると話は別になってきます」
ディアナ「勿論、実力行使で無理矢理世界の風向きを変える事は十分可能でしょうが、流石に直接自分の力で世界を思うがままに作り変えたり、改変を行うとなると…」
桂馬「…つまりほぼ不可能って事か…」
ディアナ「ええ」
ディアナ「ですが私達が動けなくなってから長い月日が経ちました。その間にそういう素質に目覚めたり覚醒した者が居る可能性も当然あるでしょう」
ディアナ「…万が一にもそんな敵が現れれば、私はおろか姉様や妹達と束になっても勝てるかどうか…」
桂馬「また頭が痛くなってきたぞ…くそ」
ディアナ「それにしても何故急にそんな話を…」
桂馬「また1人殺されたんだよ、お前は知らないだろうけど」
ディアナ「!?」
桂馬「今回は前回の2人と違って飲食店の経営者兼学生だ」
桂馬「顔は広い。ちょっとやそっと記憶の消去や補完をした所で収拾はつかない…筈なんだ」
桂馬「商店街の人も同じ学校の生徒も知らん顔をしてる」
桂馬「それに実際に店に行った時も不可解な現象が起きてる」
桂馬「気づけばあった筈の物が消えてるし居たはずの人も居なくなってる」
桂馬「ビフォーアフターもびっくりなマジックだ」
桂馬「…どうやら思っていた以上に面倒なキャラにフラグを立ててしまったらしい」
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