30:名無しNIPPER[saga]
2021/07/21(水) 18:50:08.17 ID:3l+7u4tq0
エルシィ「あの…にーさまさっきからなんで押し入れの中ジロジロ見てるんですか?」
エルシィ「さっき何見てたんですか?」
桂馬「死体」
エルシィ「へー…死体、死体ですか」
エルシィ「ってええ!?」
桂馬「スミレは一歩遅かった…いや、それどころじゃないかもな」
エルシィ「…う、うぅ…」ヒョコッ
エルシィ「パッと見た感じ何も無さそうなんですけど…」
桂馬「血の匂いも感じないか?」
エルシィ「は、はい…ちょっとカビ臭いかなぁ…ってくらいですね」
桂馬「……」チラッ
桂馬(確かにさっき血の感触があった匂いもした、確かに見た…拭く暇も無かった)
桂馬(なのに…なんで指が綺麗なんだよ…)
エルシィ「あ、あの…本当にここに死体があったんですか?にーさま」
エルシィ「スミレさん達引っ越して実は誰も居なかったんじゃ…」
桂馬「スミレの家計はそんな大掛かりな事する余裕なんて無いよ」
桂馬「第一あれから1ヶ月あるかないかでいきなりそんな急展開は起こらないし起こせない」
桂馬「ここはただの民家じゃなくてラーメン屋だぞ。移転なんて時間にしても経費にしてもかなりかかる」
エルシィ「う…確かに」
桂馬「…とにかく行くぞ」
エルシィ「え?い、行くって…」
桂馬「愛梨の家だよ」
桂馬「相手が本格的に動いたなら…あっちも危ないだろ!」ダダダッ
エルシィ「に、にーさま!無茶ですよ!もうすぐ陽が落ちます!」
エルシィ「犯人が居るなら尚更夜中にあんな所出歩くのは危険ですよ!」
175Res/220.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20