126:名無しNIPPER[saga]
2021/08/11(水) 15:17:02.23 ID:Q8rX6ddt0
ズバッ
ドサッ
二階堂「ふぅ…ようやく解放された」
エルシィ「くっ…」
二階堂「…何度も言ってるだろ」
二階堂「家族のケツ拭きを家族が請け負うなんて、万国共通の常識だろ」
二階堂「それに、お前が言った通り、私がお前に間違った就職先を選んでしまったのは事実だからな」
二階堂「教師とか上司とか、桂木家としてもそうだが」
二階堂「何より親としての責務がある」
二階堂「何がなんでも止めたかったし、止めれなくてもお前を正気に戻したかった」
二階堂「でも、甘い考えだったって…言ったよな、私」
エルシィ「ふ、ふざけるな!私がにーさまと愛し合うのがおかしいって言いたいの!?貴方達の価値観で勝手に私達を否定しないでっ!」
二階堂「違うよ、人に対しての愛情が芽生えたなら万々歳だ」
二階堂「ただ…惜しむらくは向く方向が間違っていたというか、やり方が間違っていたというか…」ポリポリ…
二階堂「まぁ…そういう事が大部分だったが当然私の思いはそれだけじゃない」
エルシィ「はぁ?」
二階堂「忘れたのか?」
二階堂「お前は私怨で私の数少ない親友に手をかけた」
二階堂「そんなの黙って見過ごす訳無ぇだろうが」パシッ
エルシィ「……ぁぅ」
二階堂「…っ」ポタポタ…
二階堂「怒りを通り越して、悲しくなったよ」
二階堂「私はお前をどうすればいいって本気で悩んだ」
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