阿良々木月火「もうお兄ちゃんうるさい!!」阿良々木火憐「ぶっ飛ばすぞ!!」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/13(火) 22:46:59.83 ID:BpNphpLIO
僕に2人の妹が居ることは今更説明する必要はないことだけど、それぞれ強烈な個性を持つ妹たちがどのように人格を形成していったのかについて詳細を知る者は少ないだろう。
多くの人たちにとって出会った当初から火憐ちゃんは火憐ちゃんで、そして月火ちゃんは月火ちゃんかも知れないが、あいつらだって産まれた瞬間にフルマラソンを走れたわけではなく、誰にも教わらずに着物の着付けを完璧に習得していたわけでもないのだ。
残念ながら妹たちが産まれた瞬間の記憶は長い年月によって忘却してしまったが、僕より遅く産まれたという事実だけはどれほどの歳月が経っても変わることはない。
妹たちの記憶について1番古い記憶を探ると、どちらも至って普通の女の子であり、今みたいに奇人変人、あるいは超人の類いではなかったと記憶している。
妹たちと交わした会話について1番記憶に残っているのもまた、ありふれたものだった。
『お兄ちゃんはどっちの方が好き?』
『どっちと結婚したい?』
ロリというかペドの域を出ない幼女たちに詰問されて僕は兄として真剣に悩んだものだ。
SSWiki :
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2
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/13(火) 22:51:48.31 ID:BpNphpLIO
「ほほう。それは儂としても興味深いの」
僕の影から顔を覗かせたのは忍野忍。
鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼の成れの果てであり、今は吸血鬼もどきの金髪幼女だ。
以下略
AAS
3
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/13(火) 22:54:41.67 ID:BpNphpLIO
「それで、妹たちの話だけど」
「ああ。たしか枯木と積木じゃったか?」
「火憐と月火だ!」
ネーミングセンスが致命的な僕の両親だって出生届を提出した瞬間に詰むような名前を付けたりはしない。すると忍は不思議そうに。
以下略
AAS
4
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/13(火) 22:57:44.18 ID:BpNphpLIO
「愛されていたか。今となっては想像もつかぬ……いや、想像通りと言ったところかの」
第三者の目から見て、今の僕と妹たちとの破綻した関係性がどう映るのかは定かではないが、ある程度改善した今でさえ決して仲睦まじいとは言えないだろう。
「表面上はどれだけ互いに罵り合っておっても、それはある意味において信頼関係の表れとも言えよう。本当に破綻した関係とは完全なる無関心な筈じゃからな」
以下略
AAS
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