【シャニマス】P「よし、楽しく……」-L'Antica編-【分岐有】
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90: ◆bXCm/le03U[saga]
2021/10/02(土) 23:34:23.35 ID:UuSmQKj+0
P「……という感じだ。再生数が一番伸びている歌で勝負、今日はなんと言ってもこれだ」

恋鐘「わかっとーよ。何度も同じ話されたら流石に覚えるばい」

P「まあ、そうなんだが……」

P「すまん。これじゃあ、恋鐘のことを信用し切れてないみたいだよな」

恋鐘「あ、別に全然よかよ? うち、嫌やとは一度も言うとらんけんね」

恋鐘「むしろ、Pとこうして話す時間は……す――」

P「恋鐘?」

恋鐘「――……っ!!」

恋鐘「な、なんでもなか!」

P「そ、そうか」

P「まあ、人前でパフォーマンスをするのはこれが初めてだけど」

P「大きなチャンスでもある。アイドルとしての初ステージと言ってもいい」

P「俺から指示することはほとんどない。ただ、楽しんできてくれ」

P「アイドル月岡恋鐘を、皆に見せてやってくれ」

恋鐘「うん! Pがいるし、うちが怖がるもんはなんもなかよ!」

恋鐘「これもアイドルになるための一歩やけん。大事にしたか」

P「ああ、そうだな」

P「俺からは特にないんだが、恋鐘はどうだ?」

恋鐘「……見てて」

P「?」

恋鐘「うちのこと、見とってね!」

恋鐘「で、よそ見できんくらい釘付けにしちゃるばい!」

P(それは――)

恋鐘『……』

P『月岡さん?』

恋鐘『うち、決めたばい』

恋鐘『W.I.N.G.に出る!』

恋鐘『で、Pがよそ見できんくらい釘付けにしちゃるばい!』

恋鐘『よーく見とってね!』

P『ああ、うん――』

P『――応援するよ』

P(――ついこの間なのに既に懐かしいような、そんな記憶に重なる言葉だった)


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