【シャニマス】P「よし、楽しく……」-L'Antica編-【分岐有】
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23: ◆bXCm/le03U[saga]
2021/07/11(日) 03:13:35.63 ID:sAzrDOGpO
「はい……!」

P「絆創膏じゃなくて、包帯なのか」

「この包帯は……特別なんです」

P「お、おう……」

P(医療関係の最新の商品とかなのかな)

「……っしょっと。これで大丈夫です」

P「ありがとう。助かる」

「いえ……そんな」

P(目の前の女子生徒のことを見ていると、あることに気づく。名札をつけていたのだ。すると、そこに書かれた文字が顔を覗かせた――漢字とふりがなのセットで)

P「ゆうこく、きりこ……?」

「あっ……はい。わたしの名前……あ、もしかして、これ……ですか?」

P「ああ、その名札を見てた」

霧子「こうすれば、迷わずわたしの名前が読めるかな……って」

P「確かに、珍しい名字だもんな」

P(珍しいという感想は、今に始まったことではなくて、昨日に掲示板で名前を見かけたときからのものだが)

P「……それじゃあ、授業中だし、戻るとするよ」

霧子「そ、そうですか……。……お大事に」

P「ありがとう」

ガララ

バタン


〜渡り廊下〜

P スタスタ

P(ミステリアスな雰囲気を醸し出している子だったな。つい、魅了されてしまった。結華が言ってた子は、あの子なんだろうか)

P(なんとなく、照れというか、気恥ずかしさというか、そういう感情でさっさと保健室を後にしてしまったが)

P「……」

P(人生で初めて、保健室のリピーターになりたいと思った……なんて)

P「あ」

P(結局、あの子が授業中なのにあそこにいた理由はわからなかったな)

P「まあ、いいか」

P(とりあえず、自習時間という名の自由時間に行きたいと思う場所が増えた)



放課後。

〜教室〜

結華「Pたん〜、三峰のお願い……聞いて欲しいなっ」

P(今日はテンション高いな)

P「どうしたんだ?」

結華「今日、センター街の方で並びたいグッズの列があるんだけど、それと同時にもう1件行かねばならない戦地があってだね」

結華「ご存知の通り、三峰は分身の能力は有しておりません! なので――」

結華「――Pたんには、お使いをお願いしたいと思います……! もちろん、これは三峰の借りだから! とりあえず、どうかな?」

P「まあ、別に大丈夫だ。承ろう」

結華「やったやったー! ありがとうPたん!!」

P(センター街……か。昨日のはづき先生の話を思い出すな)


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