【シャニマス】P「よし、楽しく……」-L'Antica編-【分岐有】
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184: ◆bXCm/le03U[saga]
2023/02/16(木) 17:50:46.66 ID:WeMf+2G/0
数日後の放課後。

〜学園内、校舎中庭〜

P「ふう……」

P(いつもの自販機でコーヒーを買い、一服する)

P(買ったのは、例の一際目立つデザインの缶のやつだ)

P「こうして少しは心を落ち着けたいと思うのも、W.I.N.G.決勝前のざわめきというやつなのかな」

P(そう)

P(言ってしまえば予想の範囲内だったが、恋鐘は準決勝を見事通過してみせたのだ)

P(だから、あとは、わずかな間を残して待ち構えている決勝という相手に備えるだけ)

P「はあ……」

「おや、何か悩み事かな?」

P「……咲耶」

P(悩み事、か)

P(その悩みの種はお前だと言ったら、咲耶はどんな反応を示すのだろう)

P「ははっ、どうだろうな」

P(俺はよくわからない返答をしてしまう)

咲耶「私でよければ相談相手に――というわけにもいかないか」

P「お見通し、か」

P(咲耶もW.I.N.G.の準決勝を通過した生徒のうちの1人だ)

P(恋鐘の準決勝通過と同じくらいに想定できたことだ)

P(今度は決勝で、完璧に、白瀬咲耶という人間に対する勝利をおさめないといけない)

P(そう考えると、心のざわめきが、収まるどころか激しくなっていく)

P(準決勝までの自信が一転して不安になってしまいそうになる)

咲耶「大丈夫かい?」

P「あ、ああ……」

P(……大丈夫、なのだろうか)

P(YesともNoとも返事できなかった)

咲耶「いま、この中庭にはアナタと私しかいない」

咲耶「それに、放課後のこの時間帯なら、ここを使って何かしようという者も少ないだろう」

咲耶「この学園の広さと設備を考えれば、集団で何かをするには、別の場所が適しているからね」

P「そうだな……」

咲耶「気分が悪いんじゃないのかい? 顔色がすぐれないよ」

咲耶「アナタの様子も気になるが……1人になりたいのなら、そうしたほうがよいのだろう」

P(……咲耶の言う通り、俺は体調が悪いのだろうか? うーん)

咲耶「私はアナタを尊重したい。席を外そうか?」


1. 「ああ、悪いが1人にしてくれ、咲耶」
2. 「いや、大丈夫だ。ここにいてくれ」

選択肢↓1

(とりあえずここまで)


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