【シャニマス】P「よし、楽しく……」-L'Antica編-【分岐有】
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164: ◆bXCm/le03U[saga]
2022/10/12(水) 23:55:45.11 ID:cTyfLQsb0
11月。文化祭、アイドルステージ実施日当日。
ステージ開始まで残り数時間。

P(とうとうこの日がやってきた)

P(いや、W.I.N.G.本番とかではないんだが)

P「……」ソワソワ

P(そう、そうなのだ)

P(W.I.N.G.優勝を目指す以上、この文化祭でのステージは、単なる通過点に過ぎない)

P(これまでもどうにかやってきたし、恋鐘のアイドルとしてのスキルだって向上し続けてきた)

P(どうにかなる、まだまだこれからなんだから難しく考えすぎるな、いまできることをやるしかないじゃないか――)

P(――そう自分に言い聞かせるように頭の中で呟く)

P(俺は、難しく考えすぎなのだろうか)

P(もっと、恋鐘みたいに……)

P(……いや、“恋鐘みたいに”だって?)

P「……」

P「ふぅ……」

P「すぅ……はぁ……」

P「……よし」

P(恋鐘のところに行こう)


〜ステージ出場者控え室(大部屋)〜

P「恋鐘ー!」

恋鐘「……! あ、P!」

P「いよいよ、だな」

P(あまりプレッシャーをかけるなよ、俺)

恋鐘「う、うん! そうやね」

P(やはり緊張してる様子……なのかな)

P(いつもの自信満々の恋鐘、とはいかないみたいだ)

P(この前から、そういう様子は見せはじめていたものな)

P(それに、残り数時間――いや、今からだと3時間半くらいだが――というなんとも言えない長さの待機時間がじれったい)

P(タイムリミットまで余裕があるんだかないんだかわからない状況だと、何をしたらいいのかわからなくなって――)

P(――何ができるのか見失いそうになって、停止してしまう……そんな心理状態は人間ならあるはずだ)


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