結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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492: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/11/20(土) 23:21:37.49 ID:TJ4tDQ6ko


同日 18:40

-第七学区・路地裏-


黒子「……貴女でしたのね。第七学区内を逃走していた強盗犯。結標淡希」


結標「ご、ごう、とう……?」


美琴「えっ、強盗!? 無能力者狩りの犯人じゃないの!?」

黒子「無能力者狩り? いえ、そんな通報受けては、ってお姉様? 貴女がここにいるのとその無能力者狩りというのはもしかして何か関連性があるんですの?」

美琴「え、えーと、その……」

黒子「お姉様。わたくしはあれだけ口を酸っぱくして申し上げましたのに、何でまた厄介事に首を突っ込んでいるのでしょうか?」

美琴「しょ、しょうがないじゃない! 助けてって言われたら助けに行くしかないじゃない!」

黒子「そういうのはジャッジメントやアンチスキル等の治安組織の管轄ですのよ! 一般人のお姉様がどうにかするのは本来は違反になるんですの!」

美琴「わかってるわよそれくらい」

黒子「……さて、与太話はこの辺にして仕事の方に戻りましょうか」


結標「はぁ、はぁ………」


黒子「結標淡希。まさか貴女がまたこのようなことをしているとは思いませんでしたの」

結標「な、なにを言っているの? 私はそんな、強盗なんかじゃ、ない」

黒子「ほう、しらばっくれるつもりですの? ではその手に持っているキャリーケースは一体なんなんでしょうか? 貴女の持ち物ですの?」

結標「こ、これはおばあちゃんの荷物を、代わり持ってあげてた、だけよ」

黒子「そのおばあちゃんとやらがこの場では見当たりませんが?」

結標「はぐれたのよ、こ、ここまで来る道のどこかで」

黒子「ここの通路は一本道です。わたくしはあちらの方から来ましたが、そのような人は見かけませんでしたの。ちなみにお姉様は?」

美琴「私はこっちから来たけど人なんて通ってなかったわよ?」

結標「そ、んな……」

黒子「というわけで貴女を容疑者として拘束させていただきます、と言っても貴女もテレポーターです。対空間移動能力者用の拘束具を今持ち合わせていませんので形だけの拘束となりますが」

黒子「大人しくこのまま連行されていただけると非常に助かりますの」

結標「な、なんで……イヤ……」



ガチャリ






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