487: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/11/20(土) 23:16:18.07 ID:TJ4tDQ6ko
同日 18:20
-第七学区・街頭-
美琴「――やっば、いろいろ寄り道してたらもうこんな時間じゃない!」タッタッタ
美琴「ま、まあ、この時間ならギリギリ門限は間に合うか」タッタッタ
美琴「……ん? あれは?」タッタッタ
男「…………ううっ」
美琴「ちょ、ちょっとアンタ大丈夫!? そんなボロボロの体で何があったのよ?」
男「ぐっ、あ、あんたその制服、常盤台の生徒さんかい?」
美琴「そ、そうだけど」
男「ってことは高位の能力者の人だね。……がっ」ヨロッ
美琴「ちょ、ちょっと! ど、どうしよう? とりあえず救急車呼んだほうがいいわよね?」オロオロ
男「あ、あんたに頼みがあるんだ」
美琴「頼み? ああ、救急車なら今から呼ぶから大丈夫よ?」ピッピッ
男「そうじゃないんだ」
美琴「えっ?」
男「実は、この怪我はある高位の能力者にやられたやつなんだ」
美琴「能力者に……?」
美琴(そういえば能力者による無能力者狩りっていうのがあるって聞いたことある。もしかしてこの人はそれに……?)
男「そいつは今、あそこの路地裏にいる。今でも俺の仲間が痛い目にあっているかもしれない」
美琴「…………」
男「あんた高位の能力者さんなんだろ? 仲間を助けてはもらえないだろうか?」
美琴「……わかったわ。あそこの路地裏ね? ちょっと待ってなさい」タッタッタ
男「すまない……たのむ……」
美琴(強力なチカラを使って無関係な人を傷つけるなんて許せない……! ごめんね黒子。アンタの説教はあとでいくらでも聞いてやるから……)
美琴「絶対私が止めてみせる!」
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