459: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/11/12(金) 21:04:18.65 ID:4HZ8YDOAo
結標「……うーん! ふわとろでおいしいー!」モグモグ
一方通行「そォかよ。ソイツはよかったな」パクパク
結標「あら? お気に召さなかったかしら?」
一方通行「別に。普通だ」
結標「素直においしいって言えばいいのに」
一方通行「普通なモンは普通なンだよ」
結標「でもこういうの食べると、やっぱり私も自分の手でこういうオムライスとか作ってみたい! とか思っちゃうわねー」
一方通行「オマエ半年前に作ったかわいそうな卵のこともォ忘れたのかよ」
結標「あー、懐かしいわねー。貴方と一緒に作ったやつだったっけ?」
一方通行「思えばあンときからおかしかったよな。オマエの料理センス」
結標「何言っているのよ。それに関しては貴方も似たようなものだったじゃない」
一方通行「あァ? オマエみてェな料理音痴レベル5と一緒にするンじゃねェよ」
結標「ぐぬぬ、見てなさい! 絶対オムライス作れるようになって貴方の舌を唸らせてやるわよ」
一方通行「唸るっつゥか悲鳴を上げそォだからやめろ。そンな高難易度料理より先に野菜炒め作れるよォになれよ」
結標「ふむ、たしかにそうね。やっぱり基礎から学ぶほうが大事よね」
一方通行「そォだな。まず最初に『レシピ通りの材料を用意してレシピ通りに作業する』っつゥ基礎から叩き込まねェとなァ」
結標「思い立ったが吉日。帰りに材料買って帰って明日くらいに練習しようかしら?」
一方通行「よし、明日は一日外出してよォ」
結標「薄情なヤツね」
一方通行「俺ァまだ死ぬわけにはいかねェンだよ」
結標「もうっ……えっと、野菜炒めの材料ってたしか、キャベツ、にんじん、もやし、しめじ」
一方通行「あァ? 何だよ案外まともな材料じゃ――」
結標「スイカ、目薬、木炭、野菜ジュース、森林の香りの消臭剤――」
一方通行「やっぱりオマエ一生料理すンなッ!!」
結標「ええぇっ!?」ビクッ
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