結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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430: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/10/29(金) 22:44:41.31 ID:6X2WJU4Vo


-離れた場所-


打ち止め「……これでよかったんだよ、ってミサカはミサカは……」ボソッ


禁書「らすとおーだー? どうかしたの?」ドタドタ

打ち止め「ッ、ううん、なんでもないよ! ちょっと人混みに酔っちゃったから避難しただけだよ!」

禁書「…………」

打ち止め「よ、よーし! あの人たちが帰ってきたら精一杯賑やかしてやるぜ、ってミサカはミサカはお祭り野郎の気持ちになってみたり」

禁書「……だめだよ、らすとおーだー」

打ち止め「えっ?」

禁書「そんな悲しそうな顔で祝福されても、二人は喜ばないよ」

打ち止め「悲しそう? あ、あははーまたまたー! 笑顔の伝道師であるミサカがそんな顔するわけないじゃん!」

禁書「…………」スッ

打ち止め「ふえっ!?」ビクッ

禁書「…………」ナデナデ

打ち止め「なっ、なんなの急にミサカの頭を撫でて、み、ミサカはそんなことされて喜ぶお子様じゃないよ、ってミサカはミサカは戸惑ってみる」


禁書「……あの観覧車乗ったことあるけど。あの位置なら二人が帰ってくるまでまだ少し時間があるよ」


打ち止め「そ、そうなんだ。へー、そんなことわかるなんてさすが完全記憶能力だね、ってミサカはミサカは」


禁書「だから、今だけは我慢しなくもいいんだよ? 強がらなくてもいいんだよ?」


打ち止め「が、が、我慢? つ、強がってる? み、ミサカはそんなことしてない、よ」


禁書「私にはよくわからないけど。たぶんずっと一人で抱え込んでいたんだよね。ずっと一人で頑張ってたんだよね」


打ち止め「み、み、み、みさ、ミサカは、ちが、ちがう」ポロッ


禁書「こんなときくらい、一人じゃなくてもいいと思うんだよ?」ニコッ


打ち止め「…………みさ、みさかは、みしゃかは――」









風斬「…………、…………」


―――
――






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