結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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350: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/10/08(金) 20:45:39.41 ID:oCYJ/As4o


〜二〇分後〜


禁書「そろそろ私たちの番が来そうだね。ね、あくせられーた?」

一方通行「そォだな」

禁書「ふーふーふっふん♪ ふーふーふっふん♪ ふーんふーんふーん♪」

一方通行「……なァ、風斬」

風斬「は、はい?」

一方通行「オマエ……何つゥか変わったよな」

風斬「か、変わりましたか……? 私」

一方通行「いや、語弊があるな。俺ン中のオマエの認識がちょっと変わったって言ったほうがイイか」

風斬「?」

一方通行「まさかオマエがこの俺を脅してまでして、こンなところに引きずり込むようなヤツだとは思ってもみなかった」

風斬「お、脅す!? い、いえ、わた、私はそんなつもりで言ったんじゃ……!」

一方通行「ああ、わかってるよ。冗談だ冗談、悪かったな」

風斬「えっ、あ、ああ冗談。そ、そうだったんですねごめんなさい」

一方通行「何でオマエが謝ってンだ」

風斬「……でも、変わったっていうのはあながち間違いではないかもです」

一方通行「あァ?」

風斬「私は、あなたたち能力者の発するAIM拡散力場が集まることによってできた集合体です」

風斬「あなたたちヒトは時間が経てば成長し、変化します。それにともないAIM拡散力場も変化していきます」

風斬「集まるAIM拡散力場が変化しているなら、それが集まって出来た私も自然と変化していくということです」

一方通行「変化ねェ。オマエと会ったのがだいたい一ヶ月前くらいだが、一ヶ月程度そこまで変わるモンなのか?」

風斬「変わっていますよ。この街にいる皆さんや今日一緒に来ているみんな。そして、もちろんあなたも」

一方通行「ケッ、一体なにが変わったのか教えてもらいたいね」

風斬「……そうですね。こういうのは本人に言うのはあまり良くないとは思うんですけど」

一方通行「あァ?」


風斬「あなたのAIM拡散力場が不安定になっています。まるで、あなたの中に大きな迷いがあるみたいに」


一方通行「ッ……」

風斬「あなたは一体、何をそんなに迷ってられるのですか?」

一方通行「……さァな」

風斬「…………」


係員「――次のお客様!」


禁書「あっ、二人共とも! 順番来たんだよ!」

一方通行「さて、本当にこれ乗らなきゃいけねェンだな」

風斬「うっ、……、なんか乗る前から、気分が悪くなってきました」

一方通行「頼むから暴走なンてしてくれるなよ。あンなこと言われた手前でアレだが、正直俺にオマエを完全に止められるチカラなンざあると思えねェよ」

風斬「……がんばります」


―――
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