結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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313: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/09/24(金) 20:24:47.82 ID:WSQjvE0To


March Forth Tuesday 07:00

-黄泉川家・結標淡希の部屋-


ピピピピ! ピピピピ!


結標「…………ん」スッ


ピッ!


結標「…………朝か」

結標「…………」ボッー

結標「……起きよ」


ガチャ


-黄泉川家・リビング-


結標「……おはようございます」


黄泉川「淡希おはようじゃん」

芳川「おはよう」

結標「……はぁ、とりあえず今日の修了式が終われば春休みね」

芳川「あらそうなの? もう二年生になるのね、早いわ」

結標「本当は三年生でこれから受験、って歳なんですけどね。あはは、どうしてこうなった……」

黄泉川「ま、なっちゃったもんはしょうがないし、その状況をめいいっぱい楽しめばいいじゃん」

結標「まあ、一年七組のみんなは良い人ばっかりでよかったとは思いますけどね」

芳川「でも二年生になると魔のクラス替えがあるわよ? 仲良かったメンバー全員と離れるなんてことも」

結標「うっ、それはたしかにつらい……」

芳川「特に中二病で陰キャな一方通行クンにとっても怖いイベントよね」

結標「あはは、そうですね。ところで一方通行の風邪は治ったんですか?」

黄泉川「ああ、熱も下がってたし顔色もよかったし大丈夫だと思うじゃん」

芳川「無茶してぶり返さないかだけが心配だけどね」クスッ

結標「そうなんですか。よかった……で、その一方通行はどこですか? まさかまだ部屋で寝てるんじゃ……?」

黄泉川「ああ、一方通行なら何か今日日直だっつって、先に学校へ行ったぞ」

結標「……えっ?」

芳川「たしかに驚くわよね。あの子が日直なんてものに真面目に取り組んでるなんて」

黄泉川「真面目にやってくれているならいいことじゃん。まあたしかに、こんな時間から行ってまでするほどの仕事なんて日直にはないと思うけどな」

芳川「たぶんあれよ。きっと早く行って終わらせて、机に突っ伏して睡眠の続きをやっているに違いないわ」

黄泉川「あー、ありえるじゃんね。てか、机で寝るのは身体に悪いから保健室のベッド借りればいいのに」

芳川「そこツッコむところかしら? ……ん? 淡希どうしたの? 急に黙って」

結標「……いえ、ちょっと疑問がありまして」

黄泉川「何じゃん?」


結標「……一方通行って今日、日直だったっけ?」


――――――





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