304: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/09/24(金) 20:13:43.48 ID:WSQjvE0To
〜一〇分後〜
ガチャ
芳川「ほら、できたわよ」
一方通行「……何だ普通のうどんじゃねェか。てっきりカップ麺でも持ってくるかと思ったが」
芳川「ほんと失礼ねキミ」
一方通行「疑り深いと言って欲しいねェ」
芳川「あと部屋見渡す限り飲み物とか全然飲んでなさそうだから、飲み物も持ってきたわ」つ缶コーヒー
一方通行「うどンに缶コーヒーかよ」
芳川「どうせキミはこれしか飲もうとしないでしょ?」
一方通行「違いねェ。……ああ、そういや今日一回もコーヒー飲ンでなかったな」
芳川「それは珍しいわね。いつもならカフェイン切らすと手足がプルプル震える中毒者なのに」
一方通行「そこまでじゃねェよ。人を薬物中毒者みてェに言うンじゃねェ」
芳川「カフェインも見方を変えれば薬物みたいなものでしょ?」
一方通行「チッ、まァイイ。コーヒー見たら本当に飲みたくなってきた。ありがたくいただく」プルプル
芳川「ほら、手、震えてるわよ?」
一方通行「これは風邪の影響だっつゥの。イイ加減にしろ」パキッ
一方通行「…………」ズズズ
一方通行「……あァ、コーヒーうめェ」
芳川「手の震え、止まってるわよ?」
一方通行「……残念ながらまだ震えてるぜェ? そりゃそォだこれは風邪の影響なンだからなァ」プルップルッ
芳川「なんかわざとらしい震え方ね」
一方通行「気のせいだ、……ろ……」カクン
芳川「あらどうしたの? いきなりボーっとし始めて」
一方通行「……いや、何か急に……睡魔が……」カックンカックン
芳川「えっ!? まさかコーヒー飲んだから!? 普通逆でしょ逆!?」
一方通行「……そォいうわけだ。俺は寝る……じゃあ、な」ガクッ
芳川「ちょ、ちょっと待ちなさい! キミ私が作ったうどん一口も食べてないじゃない! 一口ぐらい食べて食レポしてから寝な――」
一方通行「…………Zzz」
芳川「……はぁ、完全に寝てるわね。というかカフェイン摂取したら落ち着いて眠れるなんて、本格的に中毒者のそれじゃない」
芳川「さて、このうどんどうしようかしらね? 私はさっきお昼食べたばかりだからこんなの食べられないし……」
芳川「…………」
芳川「まあ、冷蔵庫にでも入れていれば誰か食べるでしょ」
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