230: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/09/03(金) 20:13:47.53 ID:uq9K3Ykio
同日 11:00
-とある高校男子寮・上条当麻の部屋-
青ピ「――というわけで、長い話し合いの末にボクらの用意する余興が決まりましたぁー!」
土御門「いえーい!」
上条「ちょっと待てコラ」
青ピ「なんやカミやん。何か不満でもあるんかいな?」
上条「不満しかないわ! お前ら本気で『アレ』を花見の会場でみんなの前でやるつもりなのかよ?」
青ピ「むしろああいう場でやってこそやん。それにインデックスちゃんもやる気になってるし」
禁書「なんだかよくわかんないけど頑張って歌うんだよ!」
上条「なんだかよくわからないものを頑張ろうとするな! 大体お前歌とか歌えんのかよ?」
禁書「むむっ、とうま! 私は声とか歌を使った魔術のプロフェッショナルなんだよ! だから歌は大大大得意かも!」
青ピ「魔術……?」
上条「あ、あははいやいや何でもない何でもない気にしないでくれ。つーか、お前が歌おうとしてる歌はそういうのまったく関係ないヤツだろうが」
禁書「そこのところは大丈夫! だって毎週欠かさず観てるし、何より私には完全記憶能力があるからね。バッチリ歌えるんだよ」フフン
上条「くっ、なんつう自信満々の顔だ」
土御門「カーミやーん、諦めて大人しく受け入れたほうがいいんじゃないか?」
上条「……い、いやでも」
土御門「だったら代わりに姫神ご所望の裸踊りでもやるかい?」
上条「ぐっ……、わかったよ。やりますよやらせていただきますよ」
青ピ「さすがカミやん。わかってくれると思うとったで」
禁書「ねえねえとうま」
上条「何だよ?」
禁書「そろそろお昼の時間なんだよ。お腹が減ってきたかも」
青ピ「ほな練習は昼メシ食べてからにしよーか。腹が減っては戦はできぬ、ってね」
土御門「よし、ならラーメン食いに行こうぜラーメン。近くに最近見つけたうまいラーメン屋があるにゃー」
禁書「わーい、らーめんらーめん♪」
上条「ラーメンは二杯までだからなインデックス。そんな手持ちないんだからな、わかってんだろうな?」
禁書「ちゃーはん♪ ぎょーざ♪ からあげ♪ ほいこーろー♪」
上条「サイドメニューは二つまでにしろ!」
禁書「はーい!」
青ピ「なんや貧乏貧乏言うとるわりには結構許容してへんか?」ボソッ
土御門「カミやんはなんだかんだ言って甘いからにゃー。それにインデックスに慣れすぎて感覚が軽くぶっ壊れてるのかもしれない」ボソッ
青ピ「カミやんェ……」
上条「なに二人してコソコソ喋ってんだ? さっさと行こーぜ?」
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