194: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/27(金) 19:47:19.86 ID:8jcO/JJGo
9.焼き芋大会
March Forth Saturday 20:00
-黄泉川家・食卓-
一方通行「ハァ? 明日焼き芋大会に行って運営を手伝えだァ?」
黄泉川「そうじゃん」
結標「その焼き芋大会ってどういうのなんですか?」
黄泉川「ああ、町内会の主催のヤツじゃん。近くのでっかい公園を借りてやる子供向けな感じの」
一方通行「つーか、何でそンなモンの手伝いに行かなきゃいけねェンだ?」
黄泉川「いやー、実は私もその大会の係員の一人だったんだけどさー、ちょっとアンチスキルの仕事で緊急なヤツが入ってな」
結標「なるほど。それで代わりに私たちに行ってこい、と」
黄泉川「そうそう」
一方通行「オイ、その大会とやらは町内会でやってるヤツだろ? だったらその役員の中に暇なヤツくらい何人かいるだろ。ソイツらに頼めよ」
黄泉川「いやー、そうしたいのはやまやまなんだけどなー、こんな夜分に連絡するのも悪いし、ぶっちゃけると私、町内会の中では結構若年者だから頼み辛くて……」
一方通行「えっ? オマエの年齢ならもっと上の――」
ゴッ!
結標「それにしても何で私たちなんです? 芳川さんは出られないんですか?」
芳川「残念。私はバイトよ。まあ、休みだとしても行きたくはないけどね」
黄泉川「薄情な親友じゃんね」
一方通行「……まあ他に頼めるヤツが居ねェことはわかった。だが欠員は一人だろ? だったら一人だけ行かせりゃイイだろォが。俺を巻き込ンでンじゃねェ」
黄泉川「運営するのは大人たちだからな。その中に子供一人に行かせるのは酷だろ? だから二人で行けば怖くない、って感じじゃん」
一方通行「そォか。だったら結標はしっかりしているから問題ねェ。安心して任せられる」
結標「何よ? 私が行くことは確定しているわけ?」
一方通行「どォせ暇だろうが」
結標「それは貴方にも言えることじゃない? ちなみに昼寝で忙しいはなしね」
一方通行「クソが」
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