結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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118: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/08/06(金) 22:30:04.41 ID:0ycj/yMOo


同日 16:00

-とある高校・校門付近-


一方通行「さて、やっと学校が終わりやがった。さっさと帰って昼寝だな」

一方通行「……いや、まずコーヒーを一杯飲ンでからの昼寝だな」


上条「――おーい、一方通行ぁ!」タッタッタ


一方通行「あン?」

上条「あれ? 結標のヤツがいないな。どうしたんだ?」

一方通行「ヤツは吹寄や姫神と帰った。おかげで悠々自適と帰れるわけだ」

上条「ふーん」

一方通行「ところで俺に何か用か? わざわざアホみてェな大声上げながらこっちに来やがったンだ。それなりに重要な用に思えるが」

上条「えっ、そんなアホみたいに声出してたか?」

一方通行「そンな部分に食い付いてンじゃねェ。先に用を言え。それにオマエはアホみたいじゃなくアホだから問題ねェ」

上条「ひでえ言われようだな、まあいいや。一方通行、ちょっと買い物に付き合ってくんない?」

一方通行「買い物だァ? またおひとり様限定の特売か何かか?」

上条「そうそう。今日は何と豚ロースがタイムセールでお得なんだ! 何と300gで五円だぞ!? これはもう行くしかねえよな!」

一方通行「それ本当に豚肉なのか? クズどもの人肉でも売ってンじゃねェのか?」

上条「怖えこと言ってんじゃねえよ! あそこは信頼できる安心安全のスーパーなんですう!」

一方通行「知るか。どォでもイイわそンなモン」

上条「まあ、そういうことなんで買い物付き合ってくんね? 上条さんちの食卓の笑顔と財政の為にも」

一方通行「……はァ、まァどォせ暇だから構わねェが」

上条「さっすが一方通行様! ありがてえ!」

一方通行「ところで何か見返りがあンだろうな?」

上条「見返り……?」

一方通行「当たり前だろ。前回は家に上げてもらった上に、泊めてもらったっつー恩があったが今回は何もねェ。ただただ俺の帰宅時間を遅らせるだけのクソ作業っつーことになるわけだ」

上条「……つまり手伝う代わりに何かしろと?」

一方通行「当然だ」

上条「…………」

一方通行「…………」





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