106: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/07/30(金) 22:43:04.31 ID:5PKNHSI4o
-銀行までの道中-
一方通行「……クソが。また売り切れてやがる」←自販機8連敗中
結標「すごいわね。これはもう偶然で片付けられる現象じゃないわ。やっぱりドッキリなのかしら?」
一方通行「だとすると相当手の込ンだイタズラだよなァ? 今日、俺らがこっちの方面に寄り道するのを分かってねェとこンなこと出来ねェぞ?」
結標「そうよね。この寄り道だって私が急に言い出したことだし」
一方通行「こンな芸当ができる暇人……、やっぱり木原の野郎しか思い浮かばねェな」
結標「どんだけ木原さんを疑ってるのよ。ドッキリを受けた経験でもあるのかしら?」
一方通行「別に。ただこォいうことをやりそうで、俺らの行動を予測できるやつなンざ木原しかいねェ。ただの消去法だ」
結標「へー、やっぱり木原さんってすごいのねー」
一方通行「さっきの説明で何でそンな感想が浮かぶのか、理解出来ないねェ」
結標「いや何となく」
一方通行「馬鹿かオマエは」
結標「むっ、馬鹿って言ったほうが馬鹿なのよ!」
一方通行「じゃあオマエも馬鹿っつゥことだ。残念だったな」
結標「かわいくないわね……ん?」
幼児弟「おにいちゃーん、じゃあ蹴るよー!」
幼児兄「よしバッチコーイ!」
結標「……はぁ、いいわぁ。サッカーでもしてるのかしら?」ウットリ
一方通行「は? 何言ってンだオマエ?」
結標「やっぱり触れ合うならああいう純粋な子がいいわよねー。貴方みたいなのと触れ合っても癒されないもの」キラキラ
一方通行「……よく分からねェがアンチスキルに通報しといたほうがよさそうだな」スッ
結標「ちょ、貴方は何か勘違いしているわ! もしかして私が邪な心であの子たち見てるとでも思っているの!? 違うわよ!」
一方通行「いや、挨拶しただけで通報される時代ですし」
結標「何じゃその理不尽! ……あっ、ボールが道路に飛び出していった」
一方通行「……まさか」
幼児弟「ボールボール!」トテトテ
自動車『ブウウウウウウウン!!』
幼児弟「よし、ボールとった……ッ!?」
自動車『キキイイイイイイイイイイ!!』
ガシャアアアアアアアアアアアン!!
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