41: ◆NTkruZYsjM[saga]
2021/06/27(日) 22:20:54.86 ID:B/dpLqFo0
飛龍「確かにそうだね……」
飛龍「分かった。アナンバスに行こう」
ゆきなみ「アナンバスって……」
飛龍「ええ。シンガポールの」
ゆきなみ「そこは東亜連邦の陣地なのですか？」
飛龍「いや、敵陣だ」
ゆきなみ「え？」
飛龍「大丈夫。アナンバスには私たちと同じ考えを持つ民間人もいるし、スパイの艦娘も送り込んでいる」
ゆきなみ「でも……」
飛龍「このミッドウェーの為に皆艦娘は出払っているから、いるのは数人の駆逐艦のみ……」
飛龍「私たちのところに帰らず補給を受けるにはこれが最適だと思うの」
ゆきなみ「そのための資金は……？」
飛龍「スパイの艦娘に任せて偽の軍票でも作ればいい……。それに、民間人に艦娘の区別なんてできないわよ」
ゆきなみ「ではそれで参りましょう」
飛龍「ええ」
ゆきなみたちは日が暮れるのを待ってから上陸した。
飛龍「ようこそ。今からは君がこの時代のゲストだよ」
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