66:名無しNIPPER
2021/06/24(木) 15:52:49.80 ID:I9OmqLYR0
ゆっくりと口を広げて一瞬ためらう。その言葉は呪いだ。
その言葉を彼女に伝えてしまったら俺はもう彼女に想いを伝えることは出来ないだろう。
そんな事は分かり切っていた。
でも、それでもこの物語がバットエンドだとしても
彼女の行き先はハッピーエンドであってほしいと俺にはどうしようもなく思えた。
もう一度、口を広げて丁寧にその言葉をなぞる。
「うん、応援してるよ」
俺ははち切れんばかりの笑顔でそう答えた。
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