26:名無しNIPPER
2021/06/23(水) 23:10:21.59 ID:YBAOIjLn0
4.七月
俺と彼女が話すときは決まって時間は放課後だった。
当たり前と言ってしまえばそうなのだけど、別に俺は彼女と特別親しい友人だとか
幼馴染だとか彼氏だとか、そういう関係柄って訳では無かったし、クラスも違えば必然と話す場所と時間は限られてくる。
だから彼女と話すのは放課後の図書室それだけだった。
別にルールとして決めた訳じゃなくて、自然にそう言う物として。
もっとも別に彼女と話す時間なんてものは、あっちからすれば深くは考えていないだろうし
俺も、ただの図書室に居る間の暇つぶしに他ならないと思っていたつもりだった。
86Res/49.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20