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2021/06/21(月) 00:55:11.44 ID:HsP6gpQk0
薄笑いを顔に浮かべるシンジに戸惑いながら、ミサトはその疑問に答える。
「そうね。ただ、あなたが碇シンジ君であることを、私たちは信じているわ」
「ありがとうございます。ミサトさん。その言葉だけで充分です」
「……」
アルカイックスマイルを崩さないシンジ。
それを見て、ミサトは彼が人ならざる者である事を本能的に感じ取り、リツコに強い視線を投げる。
だが、その視線を受けたリツコは首を静かに横に振った。
「あなたに聞きたいことが沢山あるのだけれど、見て分かる通り、クルーは慢性的な人手不足です」
「そうですか」
「今は当艦の安定運転の確立が最優先。質問は後日にします」
「出来ることがあれば協力します」
シンジは最後まで笑みを崩さなかった。
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