【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】
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982: ◆FaqptSLluw[sage saga]
2021/07/21(水) 00:31:27.08 ID:lgWUywaw0
「疾ッ……!」


 ゲートが開かれるとともに、弾丸のように飛び出していく。

 褪せた世界が急速に色を取り戻していく。

 誰の背中も映さない視界はクリアに、ただただ怜悧にゴールだけを見据えていた。

 そこに強靭な意思はない。あるのはただ、結果とその為の思考だけ。

 余計な考えは此処に捨て置く。

 どれだけ重いものであろうとも、いや、重いものだからこそ――今は邪魔だ! 


「あ、あ、あぁあああああッ! このままッ! 突っ切るッ!!!」


 後ろから誰かが追随する気配がする。

 振り向きたくなる気持ちを捨て置いて、マヤノトップガンはなおも突き進む。

 なびく髪が、まるでターボめいたオレンジ色の残滓を残す。最終コーナーにおいても速度は落ちることなく、むしろ上昇していた。

 まるで誰かの影が重なったかのように見えるその速度は、異次元の逃亡者のそれを遥かにしのぐ。


「これが――」


 叫ぶ。


「これが、諦めないってことだァあああああッ!!」


 下馬評を蹴り飛ばし、栄光を掴み取ったそのウマ娘。その姿に、あるウマ娘がぽつりと言葉を零す。


「――変幻、自在」


 遠い未来、マヤノトップガンというウマ娘の代名詞となるその言葉。

 それは紛れもなく格上のウマ娘に、最上の格を有するレースで勝利したマヤノトップガンへの――惜しみない賞賛と畏怖が込められた呼び名だ。

 こうして、天皇賞・秋は前代未聞の逆転劇で幕を閉じることになる。

 あるウマ娘には希望を、あるウマ娘には絶望を、あるウマ娘には羨望を、あるウマ娘には嫉妬を抱かせながら。
 
―――

■下1〜6 リザルト
※コンマの分だけ数値が上昇します。
※ゾロ目の場合は追加ロール

―――

スピード :下1 +40
スタミナ :下2 +40
パワー  :下3 +40
根性   :下4 +40
知識   :下5 +40
習得コンマ:下6 +40



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