【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】
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189:いぬ ◆FaqptSLluw[sage saga]
2021/06/20(日) 15:41:11.01 ID:b74Bsob40
トレーナー「――マヤノトップガン。変幻自在の脚質に、ありとあらゆる物事を吸収するほどの柔軟性が見られるウマ娘だが……」

トレーナー「それ故に、他者からは敬遠される存在だとも聞く。とても優秀なウマ娘だが、その天才さについていけるトレーナーがいないとも――」

トレーナー「……っと。噂をすれば影が差す、ってやつだな」

―――

――カフェテリア。

 その全てが年頃の少女らしい精神性を有するウマ娘にとって、甘味を提供するカフェテリアは憩いの場所である。

 平日の夕方。放課後を迎え、トレーニングをこなしたウマ娘たちがそこにたむろするのは、お菓子な……おかしな話ではない。

 だが、今日のカフェテリアにはいつもよりもウマ娘たちが集まっていた。彼女らは全員がとある目的のために集まっていた。

 すなわち、ケーキ祭り――。いわゆるスイーツパラダイス形式のフェアである。その中にひときわ目立つにんじん色の髪の毛の少女……マヤノトップガンは居た。

 ウマ娘と一口に言っても、体が大きいものから小さいものまでさまざまだ。

 マヤノトップガンはウマ娘の平均から見ても小さめの体躯であり、今彼女の目の前に出来上がっているケーキへの壁を越えられないようだった。

 漸く壁――ウマ娘たちが皿にケーキを取り分け、満足し去った時には、もうすでにケーキはその場に残っていなかった。

 見る見るうちに、彼女の耳がぺたりとしおれていくのが見えた。

―――

トレーナー「…………勝負の世界は、どこも辛いんだな」

トレーナー「さて、傷心中のところ申し訳ないが、マヤノトップガンが一人である今こそ声をかけるチャンスだ」

トレーナー「さて、どう声をかけようか」

下1 どのように声をかける?


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