小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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◆bhlju8wMK6
[saga]
2021/07/28(水) 22:53:35.42 ID:nmTneDWj0
トール「小林さんも、私の為に怒ってくれてありがとうございます。けど、大丈夫ですから」ニコッ
小林「……そう? まあ、それならいいけど」
トール「ええ。それより今は、話を進めましょう」
滝谷「ああ。今度は僕達が語る番かな、この一年間で僕達が経験してきた記憶について」
トール「はい、それでお願いします。……小林さんもそれで良いですか?」
小林「あ、うん、勿論! ……えっと、けど、何から話そうか……?」
滝谷「うーん、基本的にはトール君の話と大きく異なる点だけ掻い摘んで話せばいいかな。出来れば時系列順で……」
滝谷「あと、二人で話すと混乱しそうだから、語りは主に小林さんに任せていいかな? 僕は補足説明とかのフォローに回らせてもらうよ」
小林「野郎、さりげなく面倒臭い部分をこっちに割り振って来やがったな……! まあ別にいいけど!」
滝谷「いやいや、小林さんに語ってもらった方がトール君的にも嬉しいかと思っただけさ」ハハハ
トール「はい、お願いします、小林さん。……聞かせて下さい、お二人にとっての記憶というものを」ジィッ
小林「……うん、分かったよ。じゃあ、語らせてもらうね」
小林「――でも、上手く話せなくても、怒らないでね?」ヘヘ……
トール「大丈夫です! 小林さんのお言葉なら常にどんなものでも、一言一句過たずに心の言行録に刻んでいますから!」フンス
小林「いやそれは流石に大げさだと思うんだけど……」カアァ
トール「そんな事ありません! 私はいつか小林さんの事を『小林列王伝』として歴史書に編纂する気でいますからね!
一次資料はあるに越した事はありません!」バーン
小林「こっ恥ずかしいな!? というか私は王ではないし、生涯なる気もないからね!?」
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