小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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77: ◆bhlju8wMK6[saga]
2021/07/28(水) 22:05:05.37 ID:nmTneDWj0

トール「――では、どうやら私がドラゴンだと信じてもらえた様ですので、人型に戻りますね。小林さんはまた離れて頂いて……」

小林「あ、了解」スタスタ

トール「ふっ…………!」



シュルルルル……



トール(人間形態)「……よっと」ポシュン

小林「おおー、女の子に戻った」パチパチ

滝谷「……大丈夫でヤンス? さっきのドラゴンの姿、他の人に見られてたりすると……」キョロキョロ

トール「あ、お二人以外には見えない様、認識阻害の魔法を使っていたので大丈夫です」

滝谷「あ、そういうのもあるんでヤンスか……」ハエー

小林「ドラゴンに魔法、まさしくファンタジーだね……」ホヘー

トール「……………………ふふっ」

小林・滝谷「「?」」

トール「……1年前もそうでしたが、お二人はわりかし、すぐ受け入れてくれますよね。私がドラゴンという事」

トール「1年前はそういうものかと思いましたが…… 今改めて考えると、やっぱり他の一般人と比べてかなり順応性が高い様に思います」

滝谷「1年前が、というのは良く分からないでヤンスが……
   そりゃまあオタクだから、ファンタジーを受け入れるのは当然でヤンスよ。ねえ小林殿?」チラッ

小林「いや、オタクでもリアルはリアル、フィクションはフィクションだと区別してる人もいっぱいいるんじゃないの、多分?」

滝谷「……小林殿、それでは受け入れてる我々が、現実と妄想の区別ができない厄介オタクだと言っている様ではござらんか?」

小林「ああ゛〜ん? 誰が厄介オタクだってぇ〜?」ギロッ

滝谷「ひい! 冗談でヤンス、冗談でヤンスよ〜」ナハハ……

トール「………………………」フフッ




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