小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
1- 20
54: ◆bhlju8wMK6[saga]
2021/06/07(月) 22:48:59.61 ID:RHOuKnm+0

トール(……もうお昼の時間ですか…… 朝からずっと捜索して手がかりはなし……)

トール(このまま漫然と調査を続けても、無為に時間を浪費する事になりかねない)

トール「……………………」ハーー

トール(……業腹ですが、自力では限界が見えてきた感が否めませんね)

トール(ここまでは、とにかく一刻も早く手がかりを見つける為、思い付いた場所からガムシャラに調べ回って来ましたが……)

トール(急がば回れ、焦りは禁物、慌てる勇者はミミックに喰われる、という人間達の諺もある事ですし)

トール(……ここは、ルコアさんやファフニールさんに連絡を試みるのも、良いかもしれませんね)

トール(消息こそ不明なものの、私と同格以上のあのお二人が、誰かにやられたり、術中に陥ったりするとは考えにくい。何処かに潜んで無事でいるはずです)

トール(それに、ルコアさんは全般的に博識だし、ファフニールさんも呪術関連にはめっぽう強い。きっと今の状況の解決策もご存知のはず!)グッ

トール(マンションでの魔力探知魔法と同様、普通の通信魔法では連絡が上手く行かないかもしれませんが……)

トール(携帯電話なり公衆電話なり、『他者と通信するモノ』という概念を持つ物品があれば、その概念を媒介にして通信魔法を強化できます)

トール(強化された通信魔法なら、世界の次元の壁を越えた先の相手とすら通話が可能な事は既に何度も実証してます。
    だから、きっと今の状況でも連絡できる!)

トール(…………はず!)ボーン

トール(結局、確証はありませんが…… 変わらず闇雲に捜索を続けるよりはマシなはず)ウンウン

トール(では、次は公衆電話でも探して……)テクテク

トール「――――ん?」ピクッ




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
296Res/371.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice