小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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37: ◆bhlju8wMK6[saga]
2021/06/07(月) 21:54:18.60 ID:RHOuKnm+0

トール(考えられる可能性は…… 復元魔法は文字通り、消滅したり壊れたりした物を、元の状態に「復元」する魔法だから……)ムムム

トール「物品を『消した・壊した』のではなく『移動した』から…… 復元の対象には選べない…… とか?」

トール「ハッ!? まさか小林さん、今回の私のやらかしが余りに腹に据えかねて、私が帰ってくる前に夜逃げを……!?」ガーン

トール「い…… いやいや、一晩であれだけの物品を運び出しとか、人間の業者に出来る訳はないですし。
    カンナだってまだそういう便利魔法は使えないはず……」

トール「いやしかし、ルコアさんやファフニールさん、あとエルマ辺りの誰かの協力があれば可能っちゃ可能……!」アセアセ

トール「窓が直ってるのも彼ら彼女らが直したとすれば不思議はない……!」ギリッ

トール「で、では昨晩はこんな感じで――」



小林(想像)『ええい、もうあんな被食願望マシマシの変態ドラゴンと同じ部屋にいられるか! 私は実家に帰らせてもらう!』

カンナ(想像)『ダメヨ、コバヤシ! トール様は一度狙った獲物は絶対に逃がさない、モンスターなハンター! ニゲラレハシナイワ!』

小林(想像)『問題ないさ! 出でよ、我が手下達!!』バッ

ルコア(想像)『あいあいさ〜♡』スタッ

エルマ(想像)『あらほらさっさ!』スタッ

ファフニール(想像)『ふん…… やれやれだな』ザッ ドドドドド

小林(想像)『カンナちゃん…… 一緒に逃げよう……!』ギュッ

カンナ(想像)『コバヤシ……!(トゥンク) ツイテイキマス……!』ギュッ



トール「ご、小゛林゛ざーん゛! ヴェア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!(泣)」ボドボド

トール「私を置いていかないでーー! あ、でも変態扱いはそれはそれで気持ちいい゛ーー!!」プルプル




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