小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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223: ◆bhlju8wMK6[saga]
2023/08/06(日) 23:04:11.97 ID:QO5syWbY0

小林「あはは、ふう、いやーちょっと汗かいちゃった……」アハハ

カンナ「…………………おまえ、なにもの」ポツリ

小林「ん?」

カンナ「おまえ、いったいなにものって聞いてる」ススッ

小林「(お、近づいて来てくれた)……何者って言われても、そりゃただの人間だけど?」

カンナ「とぼけないで。トール様が親しげだった。トール様のお父様もほめてた。タダモノなわけない」ムー

小林「あー……(そういう警戒か……)」ポリポリ

小林「いやその〜、トールちゃんのお父さん……終焉帝に褒められた事の方は、まあ私も良く分かんないんだけど……」

小林「ただ、トールちゃんの方に関しては、この私と言うより、並行世界の私が…… そして多分トールちゃん自身が凄いんだと思うよ」

カンナ「? どういう意味?」

小林「んー、この私はまだ会って一日も経ってない訳だけど、それでもトールちゃんがめちゃくちゃ良い子だって事は分かるんだ」

カンナ「ふん?」

小林「ドラゴンで、私達人間なんかよりずっと力があって、長い時を生きてきて……。
   様々のものを知っていて、でもその分汚いものも沢山見てきたはずだと思うんだ」

小林「でも、トールちゃんはとっても純真で、優しくて……。神と戦争したっていうのも、
   手段は荒々しいものだったかもしれないけど、その理由は勢力争いを終結させるためっていう仲間想いなものだったみたいだし」

カンナ「…………………」

小林「そうやって、辛くても腐らずに、他者と繋がりを築こうとトールちゃんが心を砕いてくれたから――
   あと、そんなトールちゃんと並行世界にいる私が1年間向き合い続けていたからこそ、ああして今この私に親しげにしてくれてるんだと思うよ」ニコッ

カンナ「…………………おまえ」

小林「だ、ダカラホラ、私コワクナイヨ。安全ダヨー」カクカク

カンナ「…………………ぷっ」

小林「!(笑ってくれた)」

カンナ「……おまえ、中々わかってるヤツ」

カンナ「そう、トール様すごいドラゴン。だからそんなすごいトール様と話せてるおまえの事、わたしもちょっと認めてやってもいい」フンス

小林「あ、ありがとう……?(ちょっとは警戒、解いてくれたのかな?)」

カンナ「そこ、すわって」

小林「? はい……」ペタン

カンナ「ん」チョコン

小林「!(私の膝上に、カンナちゃんも座ってきた!)」

カンナ「今日は、つかれた。すわってゆっくり待つ」ユラユラ

小林「う、うん。ゆったりしてようか(座ってユラユラしてて、可愛い……)」ノホホン




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