小林「あなたは……誰ですか?」トール「……えっ?」【小林さんちのメイドラゴンSS】
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144: ◆bhlju8wMK6[saga]
2022/05/24(火) 23:35:33.93 ID:bTM3bRGi0

ルコア「――さてさて、全員揃った所で改めて!」パン!(手を叩く)

トール「!」

ルコア「それでねトール君、まず、なぜ僕達がこうして君に会いに来たかなんだけど……」

トール「……あ! そ、そうですね! 是非聞かせて下さい!」アセアセ

ルコア「うん。……事の始まりは、ファフニール君が数時間前に『突然トール君から連絡を受けた』と教えてくれた事でね。
    その後、君の事を心配していたドラゴン達にその事をすぐに周知して、こうして一緒に確認しに来たんだ」

トール「え、ファフニールさんが!?」

ファフニール「……フン、お前等はともかく、俺は心配なぞしていない。偶々退屈だったから、暇潰しに丁度良いと思って同行したまでだ」プイ

ルコア「素直じゃないねえ。それに、退屈なのはいつもじゃないの?」

ファフニール「………………」ゴゴゴ

ルコア「いや黙んないでよ……(図星を突かれた時、とりあえず黙って凄むよねえファフニール君……)」アハハ……

トール「ええ……? えっと、それはつまりあなた…… 私の事、忘れてないんじゃないですか!?」ガアアッ!

ファフニール「む…………?」

トール「電話越しで言ってた『お前は誰だ』って何だったんですか! あれ言われて私、めっちゃ傷ついたんですからね! 謝って下さい!」ブーブー

ファフニール「………………」ブスッ

トール「……何ですか、黙ったまんまで。何か言ったら――」

ファフニール「……誰だと言いたくもなる」ボソリ

トール「は?」ピクッ

ファフニール「改めて問おう、終焉帝の娘によく似たドラゴンよ。お前は…… 誰だ」ギロリ

トール「は? 何訳の分からない事言ってるんですか…… 喧嘩売ってるんですか? 買いますよ?」ゴキリ

ファフニール「フン…… 良いだろう。確かめるには、直接戦り合った方が手っ取り早い」ググッ

トール「……………………!」ゴゴゴゴゴゴゴ

ファフニール「……………………!」ドドドドドドドド



ルコア「こらこらこらこらこらこら」ズビシッ!

ファフニール「ぬぐっ!?」ポカリ

ルコア「何で当然の様にバトルの流れになってるんだい」ハー

ファフニール「黙れ。これが俺の流儀と言うものだ」ゴゴゴ

エルマ「あの、こちらの世界で暴れられてしまうと立場上、私も止めに入らざるを得ないのでやめて頂きたいのだが……」オズオズ

ファフニール「チッ、調和勢が……!」

カンナ「ファフニール様、ちょっとバトル脳すぎ」プー

ルコア「ほらー、子供にも駄目だしされてるよー。年長者としてどうなのかなーその辺」プープー

ファフニール「ぐ……………!」ギリッ




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